たまにメンテナンスに来られる
60代女性。
前日朝、灯油缶を持ち上げた際に
腰を痛め、仕事終わりにお電話を
いただいていた。
しかし、遠方であることから運転
もかなり負担となると思ったので
1日様子を見て、翌日に来店して
もらった。
下部腰椎の患部に若干の炎症を
感じるものの、筋肉自体の緊張は
腰の上部の方が強く出ていた。
ギックリ腰の原因は腰自体にあり
急に痛めてしまうと思われがちだが
実はそうでないケースが多いと
思っている。
腰椎の可動域は元々狭い。
では腰の曲げ伸ばしや捻りはどこが
しているかというと…
股関節と肩甲骨周りである。
日常生活のクセや運動不足により
股関節や肩甲骨が硬くなると元々
動かない腰を必要以上に動かさなく
てはならなくなる。
尚且つ、背骨の間の関節は痛みの閾値
が低く(痛みを感じやすい)、腰以外の
部位が無理をし続けることで、痛み
としては真っ先に腰に出てくる。
なので、腰を揉みほぐしたりするより
臀部や下肢、肩甲骨周りの緊張を
取り除くことが必須となってくる。
炎症部位の痛みは数日は残るが、
その他の動きをつけてあげることで
腰の負担を減らすことは可能である。
この方に関しても、デスクワークと
現場が半々ぐらいだが、座り姿勢を
聞くと足を組む、骨盤を後ろに
倒して座るなど、腰痛になりやすい
クセがあることも分かり、その辺の
指導をしておいた。
股関節や下肢、肩甲骨周りが硬く
なっている人は、もうすぐギックリ腰
準備万端かもしれないので、早いうちに
メンテナンスをしておくことをおすすめ
します。
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