エステティシャンの女性が腰痛のため
やって来てくれた。
“医者の不養生”とはよく言ったもので
人を癒す仕事の方も往々にして
自身の身体が悪い人が多い。
それだけ身体と頭を酷使する
仕事であるとも言える。
産後からの慢性腰痛はあったらしいが
ここ最近の激務でとうとう悲鳴を上げたらしい。
元々ピラティスなどもされており
体自体は柔らかいそうだが
背中の筋肉はガチガチに張っていて
体を捻る動作や肩関節が異常に硬く
なっていた。
冷え、むくみ、便秘もあり
循環が悪くなっている様子だった。
まずは生理学的な観点から
炭酸を使って施術を試みたが
動きの改善が見られない箇所もあり、
続いて解剖学的な観点から
骨盤、股関節、肩甲骨周りと緩めていった。
動きの改善と腰の痛みは緩和したが
肩甲骨周りの頑固な硬さは少し残った。
広背筋の問題を指摘したが
ご本人は関節ばかりに着目していたので
今後のセルフケアのヒントになったかもしれない。
これからはうちに通って自身のケアにも
努めるらしいので、同じ志を持った人間としても
応援していきたい。
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