造船関係の職場で働いている
40代男性が腰痛の為仕事を休んで
やって来られた。
20代の頃から腰痛に悩まされ
病院にも何度もかかったが改善は見られず
一度大きい病院で調べてもらったところ
『分離症』と診断されたそう。
『分離症』とは背骨(主に腰椎)の後方部分に
亀裂が入る、いわゆる疲労骨折で
成長期のスポーツで起こることが多い。
ひどくなれば骨折した骨が前側に滑り
神経を圧迫し、お尻や太ももにしびれを
来すこともある。(分離すべり症)
このクライアントさんは左腰だけに痛みがあり
良い悪いを繰り返しているとのこと。
前屈で特に痛みが強くなる。
背中のバランスを見ていくと
左の背中が出っ張っていて
それを補うように肩首は反対方向へ
捻じれていた。
むろん、背中側で本人は感じてなかったので
写真に撮って見てもらった。
この場合はどのような癖になっているか
どちら側が動かしにくくて
どちら側に動かしやすいのか
ひとつひとつ言い当てていくと
驚かれている様子だった。
僕の理論に沿って施術していき
起き上がって座ってもらうと
背中の高さも揃い、動きの痛みもなくなった。
送ってもらった奥様に電話して
「だいぶ楽になったよ~。」
と言って、喜んでもらえた。
「夕方、野球やっている息子を連れてきます!」
肩を痛めているという息子さんも紹介していただき
奥さんを待っている間も世間話に花が咲いた。
最近では、“長年の症状は取れにくい”
という概念はなくなってきている。
こちら側がそう思っていたら
そうなってしまうだろうし
「今、なんとかしてほしい!」
と思う人がほとんどじゃないかな。
「何回も通わないと治りませんよ。」
とか言われると僕だったらがっかりする。
あまり通いたくないしw
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