以前一度だけ首の痛みで来てくれた
中学生の女子サッカー選手が
腰痛で来てくれた。
来られる前に少し話は聞いていた
のだが、単なる腰痛だけでなくあらゆる
場合を想定していた。
サッカー選手に多いのが
・グロインペイン症候群
鼠径部(脚の付け根)の痛み
・腰椎分離症・すべり症
腰の骨の疲労骨折
・骨盤裂離骨折
骨盤の一部がはがれる骨折
などが挙げられる。
来られてからよくよく話しを聞いて
みると、それらのどれにも当てはまらない。
試合などハードに動いた後だけ
腸骨稜(骨盤の一番高いところ)周辺が
痛むそうで、施術時点で誘発は出来な
かった。
こういった場合は指標にするものが
ないので、体のバランス(動きや長さ
の左右差)を見ていくことにした。
サッカー選手(やっていた人)に多いの
だが、右足が極端に短くなっていた。
それ以上に、問題だと思ったのが
足首がとてつもなく硬くしゃがむことも
出来ない。これではケガが多いのも
無理はない。
左足の土踏まずも良くないと思い
聞いてみると、それは自覚があったらしく
インソールを作ってもらって対処している
そうだ。
やはり土台となる足回りに問題があると
身体の上の方にまで影響してくる
典型的なパターンだと思った。
足首の硬さについてはエクササイズを
して少しづつ柔らかくしていくしか方法は
ない。簡単なエクササイズでも良いので
しっかり続けるように指導した。
施術後は姿勢も良くなり動きも改善
して、お母さんも納得してくれたようだが
当の本人は、
「わからん・・・」
自分の身体の変化に鈍感になっている
ときも、悪くなりやすいので注意が必要だ。
とりあえあず、週末また試合がある
みたいなのでその後の様子を教えて
もらおう。
高校でもサッカーを続けたいそうなので
応援していきたい。
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