YouTubeを観ていて
ある歯科医の話を聴いた。
その歯科医はただ単に歯を診る
のではなく、食べる時の姿勢まで
指導する、とのこと。
食べる時の顔の位置で
歯の脱落率や味覚まで変わってくる
のだそうだ。
噛み合わせが水平でないと顎は回らない。
下を向いて食べると歯を叩いて食べる
ようになり、犬猫のように歯の脱落率
が早くなる。
正座して顔を上げて食べるという
昔からの言い習わしは強ち間違いでは
ないのだそう。
正しい姿勢で咀嚼すると味覚も上がる
のだが、現代の日本でそれを指導する
のは難しいらしい。
なので、洋食のようにソースがたくさん
ついていて味がすぐに分かるような食の
方が美味しく感じる味覚に変わってきて
いる。
今の成長期の子どもは遺伝子に背いた
食べ物を食べているのでちゃんとした
成長をしない場合も多ので、18歳まで
は伝統食(お母さんに作ってもらった
もの)を食べることをお勧めしている。
和食は必ず茶碗を持って食べるので
顔も上がり姿勢も良くなる。
日本は予防医学や口腔ケアに関して
世界的に後進国である。
自分自身も整体を生業とする上で
「姿勢」というものを重要視しているが
違う観点からも大変参考になったので
もう一歩踏み込んでいきたい。
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