ネット検索で来られた20代男性は
首の痛みで仕事を早退して
少し遠方の島からやって来られた。
朝くしゃみをした時に首がグキッとなり
昼に薬を飲んだが痛みが取れないと
いうことだった。
寝違えのような症状かと予想していたが
どちらか片方に痛みが出るのではなく
頸椎の下部から胸椎の上部ぐらいまで
背骨に沿った痛みであった。
炎症がある場合、その痛みは数日続くが
他の動きや体のバランスを整えることで
痛みを和らげることは可能だ。
炭酸と施術によって少しづつ確認しながら
動きを出していったが、後屈と右回旋は
なかなか取れなかった。
仕事がデスクワークと現場作業で
巻き肩と首の前方突出が顕著だった。
首は前方突出している場合は逆に
胸椎上部は後方に変位している。
炎症はひどくなさそうだったので胸椎の
アジャストを行うと改善していった。
最終域での痛みは多少残ったが
時間経過で治まってくれると思い
施術は終了した。
ぎっくり腰もそうだが負担のかかる
動きをしているときよりも気を抜いて
油断しているときの方が得てして
なりやすい。
そこまでの蓄積もかなりあると思うので
大事に至らないうちにメンテナンスは
しておいた方が良いと改めて感じた。
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